先日アールスコートマナーで開催いたしました『英国とシルクロードのアンティーク展』
にご来場下さったお客様、有難うございました。
ごくごく一部ではありますが、ご紹介させて頂きます。

日本からはるか7500kmも離れたイランで、受け継がれてきた芸術、
キリムという平織物があります

遊牧民が家族の為に、糸を手で紡ぎ、野の草木で染め、一つ一つ丹念に
織り上げたペルシャキリム・・・
部族によって織り成す柄も多様にありますが、彼女達はその緻密な色調、
パターンがすべて頭の中に入っているといいます

売買を目的とせず、家族で使う為に織り上げられたキリムは、
簡素な中に温かさを宿しています

ラクダの毛やウールで織られており、素材が持つ本来の美しさが
光と影によって色彩が変わり、空間に変化をもたらします

袋状のキリムを解いたものもあります
袋といっても用途、大きさもそれぞれで、ロバの背に掛けて両端が
袋状になるよう工夫されている物もあります
チャック等がない頃に、袋状にする知恵と機能性には脱帽・・・

いつ見ても新しい発見があり、敷物としてだけでない別の新しいモノ
を創り上げる個性があります

ペルシアと呼ばれた時代のキリム・・・如何でしたか?
最後に共催のインテリアウエスト(http://www.interior-west.co.jp/)さん
が、いつかあなたの町に伺うかもしれません[:星:]